スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は2019年Q3(7~9月)の全世界スマホアプリ(非ゲーム含む)のApp StoreとGoogle Playの全世界売上規模をを発表した。
同社の発表によると、2019年Q3の全世界スマホアプリのApp StoreとGoogle Playの売上規模は約2.4兆円(219億ドル)で、前年同期の約1.97兆円(179億ドル)と比べ22.9%の増加となった。
2019年Q3 全世界スマホゲーム売上規模は約1.8兆円
2019年Q3の非ゲームを含む全世界のAppStoreとGoogleplayの売上規模は約2.4兆円であった。これをスマホゲームだけに絞ると売上規模は約1.79兆円(163億ドル)と前年同期の約1.5兆円(136億ドル)と比べ20%の増加となった。
2019年Q3の両ストアの売上規模の内訳はApp Storeが約1兆780億円、Google Playが約7150億円となっている。ただし、Google Playは中国で実質売上が無い点や『Fortnite』が同ストアでは配信されていない点は考慮するべきだろう。
2019年Q3 全世界スマホゲームDL数は111億回
2019年Q3の全世界のAppStoreとGoogleplayのスマホゲームのダウンロード数は2018年Q3の95億回から17.6%増加し2019年Q3には111億回となった。
2019年Q3の両ストアのDL数の内訳はApp Storeが24億回、前年同期比7.3%増加、Google Playが87億回で前年同期比20.9%増加となっている。
2019年Q3 スマホゲーム売上・DLランキング発表
最後に2019年Q3の全世界のApp StoreとGoogle Playの売上・ダウンロードTop10を見てみよう。
売上Top10は『PUBG Mobile』が1位、『王者栄耀』が2位とテンセントが1位、2位を独占している。
『PUBG Mobile』は2019年Q3に約545.6億円(4.96億ドル)、『王者栄耀』は約414.7億円(3.77億ドル)、『Fate/Grand Order』は約389.4億円(3.54億ドル)の売上を上げている。
また、4位の『Pokemon GO』は2019年Q3で最も売上が増加したスマホゲームで、売上は約338.8億円(3.08億ドル)、前年同期比で63%の増加となっている。
DLランキングで特筆すべきは任天堂の『マリオカート ツアー』だろう。同作はQ3末に当たる9月25日にリリースされたものの、1週間足らずで8600万DLを記録し3位にランクインした。
DLランキング1位はGood Job Gamesの『Fun Race 3D』で1.23億回DLと2位『PUBG Mobile』を近差で抑えたかたちとなった。
関連情報
Sensor Tower Blog:https://sensortower.com/blog/app-revenue-and-downloads-q3-2019
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