2月14日、中国最大手IT企業でありニューヨーク証券取引所上場企業であるアリババ(阿里巴巴)は米国の証券取引委員会に、100%子会社である中国ECサービスを手がける『タオバオ(淘宝)』を通じて、NASDAQ上場企業である『ビリビリ(bilibili)』から2400万株を取得する旨を報告した。
これによりアリババグループは『ビリビリ』の約8%の株式を保有することになる。
既に『タオバオ』と『ビリビリ』は業務提携を行っており、『ビリビリ』上で100万以上のファンを抱える人気UP主が『タオバオ』上にもアカウントを開設し始めている。
『タオバオ』側も『ビリビリ』からの2次元ユーザーの流入を見込んで、それに特化した施策を用意しているという。
『ビリビリ』の董事長兼CEOである陳氏は『Taobaoという巨大なプラットフォームの力を借りて、将来的により多くの人がbilibiliのUP主の強大な想像力と質の高いコンテンツを目にすることができると思う』と話した。
不完全な統計ではあるが、実際『タオバオ』上には広義の2次元ユーザーが既に1億人以上おり、その半数以上が25歳以下の若者層だと言われている。
巨大ECプラットフォームである『タオバオ』と2次元ユーザーの集積地である『ビリビリ』の今回の資本提携がどの様な経済効果をもたらすのか、今後の展開が楽しみである。
尚、アリババのライバルとされるテンセントも18年10月に『ビリビリ』株を追加で約2500万株取得しており、当時の比率で12.3%を保有している。
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引用:https://www.youxituoluo.com/519318.html
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