中国政府によるゲーム配信許認可『版号』審査が速まり『版号』を取得するタイトルが上半期に比べ増えてきた。
この影響もあってか2019年最後の四半期となる10月~12月は、47社から計136タイトルのリリースが予定されており、激しい競争が予想されている。
中国のゲームメディア『遊戯葡萄』が各社のタイトルをまとめているので、そこから主要各社のタイトルを以下に紹介したい。
テンセントは『ドラゴンボール』NetEaseは『ポケモン』
テンセントゲームズ
『龙珠:最强之战』(ドラゴンボールIP)
ジャンル:3D MMORPG
特徴:Unityを駆使し原作を忠実に再現した3Dトゥーンレンダリングによる、キャラクタ、背景、モーション、エフェクトなど世界観やストーリーの没入感が見どころ。
『我的起源』
ジャンル:サンドボックス進化系MMO
特徴:完美世界が開発を担当する、生存と世界文明の復興をモチーフにしたサンドボックスMMO。
(龙珠:最强之战)
NetEase
『轩辕剑龙舞云山』
ジャンル:3Dターン制MMORPG
特徴:中華圏で人気のIP『轩辕剑』を元にした水墨中華風ターン制MMORPG。従来のターン制MMOよりもバトルの爽快感やカジュアルなゲームプレイを追求している。
『夢幻西遊3D』
ジャンル:3DMMORPG
特徴:NetEaseの大ヒット3DMMORPG『夢幻西遊』の次世代3DリアルタイムRPG。
『陰陽師:百闻牌』
ジャンル:コレクティブルカードゲーム
特徴:陰陽師IPのコレクティブルカードゲーム。豊富な戦略性と公平なバトルが魅力。
『宝可梦大探险』(ポケモンクエスト)
ジャンル:探検RPG
特徴:ポケモンシリーズの公式スマホゲーム。
NetEaseは他にもサッカー、AVG、謎解き、VR、中国古代RPG、2.5Dバトロワ、”Bug”をテーマにしたRPG『隐世录』など合計11タイトルを準備している。
(陰陽師:百闻牌)
盛趣はドラネス2、bilibiliは日本タイトル推し
盛趣遊戯(元盛大)
『龙之谷2』(ドラゴンネスト2)
ジャンル:MMORPG
特徴:中国、台湾・香港、東南アジアでヒットした『ドラゴンネスト』IPのスマホゲーム『ドラゴンネストM』のナンバリングタイトル。3Dシームレスな操作方法はそのままに正統進化をしている。
『AKB48樱桃湾之夏』(AKB48 IP)
ジャンル:アイドル育成
特徴:AKB48(China)との共作。アイドルのマネージャーとなってアイドルを育成する。
同社は他にもSEGAの『梦色卡司(夢色キャスト)』を含む5タイトルを発表しており、計7タイトルを準備している。
(AKB48樱桃湾之夏)
三七互娯
『指尖屠龙』
ジャンル:ARPG
特徴:大規模オンラインマルチプレイのファンタジー系ARPG。
同社は他にも『超能球球』というカジュアルMOBAを用意している。
bilibili
『桃源郷』
ジャンル:3Dアクション
特徴:Rejetとの共同開発作品。フル3Dで描かれる魔都や豊富なゲームプレイ、豪華声優陣などが魅力。
『A3!满开剧团』
ジャンル:女性向けカード&育成
特徴:日本でヒットした『A3!』の中国語版。
bilibiliはこの他にも日本先行リリースとなった『ガール・カフェ・ガン』、DMM.com OVERRIDEとRejetの共同開発作品『一血卍傑』、RTSの『战争工厂』、AVG『妄想破绽』など計4タイトル準備している。
(桃源郷)
大手各社の新作を見るとその質と量に驚かされる。他にもまだまだ紹介しきれていないタイトルがあるので、それらは以下『遊戯葡萄』の原文を確認してもらいたい。
関連情報
遊戯葡萄:こちら
NetEase『夢幻西遊3D』PV:
NetEase『隠世録』PV:
—
中国ゲームについて話したくなったら:
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/