世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2020年6月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30を発表した。
中国App Storeとその他世界各国のApp StoreとGoogle Playの売上を元にした同社統計によると、6月の中国スマホゲームパブリッシャーTop30の全世界売上は約1815億円(16.5億ドル)で、全世界スマホゲーム売上の約26%を占めるとしている。
中国ゲームパブリッシャーTop30売上は約1815億円
Sensor Towerが発表した2020年6月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30は以下の通り。(注:中国Androidストア売上は含まない。)
出所:Sensor Tower
中国スマホゲームパブリッシャーTop30の中国App Storeとその他世界各国のApp StoreとGoogle Playの売上合計は約1815億円(16.5億ドル)と予測されており、前月の約2134億円(19.4億ドル)から約17%減少し全世界スマホゲーム売上全体に占める比率も29%から26%に転じた。
これは中国市場と欧米市場の売上減少によるところが大きく、日本市場での売上は引き続き拡大傾向にある。7月、8月は夏休みを控えていることから、多くの大作のリリースが予定されており、中国ゲームの売上は再度増加すると見られている。
6月24日にリリースされたAligameのストラテジーカードバトル『三国志幻想大陸』は中国App StoreセールスランキングTop3入りしており、リリース後8日間で8.8億円の売上を記録した。
(『三国志幻想大陸』)
『三国志幻想大陸』と同時期にリリースされ同じくセールスランキングTop3入りした、放置育成探索ゲーム『最強蝸牛』の『青瓷(Qcplay)』は中国パブリッシャー全世界売上ランキングでTop33とTop30入りまであと一歩と迫った。
『最強蝸牛』は6月22日のDL開始後、9日間で中国App StoreのDL数280万回、売上12.1億円(1100万ドル)とAligameの『三国志幻想大陸』を上回っている。
(『最強蝸牛』紹介記事はこちら)
日本では『魔剣伝説』が好調な『4399』は台湾、香港市場向けに2次元カードゲーム『天姫物語』をリリースし、先月比で売上を28%増加させた。それに伴い中国パブリッシャーランキングも先月のTop16からTop9へと上昇している。
同社の売上の大半は海外市場で、日本市場が全体の33.7%、韓国市場が30.4%、台湾、香港市場が20.3%となっている。
当記事まとめ
■まとめ
・6月の中国ゲーム全世界売上は約1815億円
・先月比で約17%減少
・全世界売上シェアは約26%
関連情報
『Sensor Tower』記事:こちら
先月のTop30:こちら
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