スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は米国のスマホゲーム市場の売上規模や売上ランキング、ダウンロード数などをまとめた統計を発表した。
同社の発表によると、2020年Q2の米国のスマホゲーム市場の売上規模は約6116億円(55.6億ドル)、前期比で22.4%増加したとしている。
米国スマホゲーム市場 2020年Q2の売上は約6116億円
米国の2020年Q2のApp StoreとGoogle Playのスマホゲーム売上は約6116億円(55.6億ドル)で前期比で22.4%増、前年同期比41.5%増と予測されている。
Q2の米国市場は新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、25%近く市場売上規模を増加させた日本市場、韓国市場を上回る増加率となった。
また、App StoreとGoogle Playの売上比率はApp Storeが全体の58%、Goole Playが42%となっている。
出所:Sensor Tower
Q2の米国市場のダウンロード数も前年同期の11.9億回から14.4億回と21%の増加となった。ジャンル別のダウンロード数を見てみると、一番ダウンロード数が多いゲームジャンルはカジュアルゲームと従来どおりだが、増加率は13%に留まっている。
増加率が高かったジャンルはシミュレーションとカジノジャンルで50%超の増加率となっている。
出所:Sensor Tower
出所:Sensor Tower
売上Top1はRobloxの約216億円
以下は2020年Q2米国スマホゲーム市場の売上Top20だ。
出所:Sensor Tower
Q2の米国市場スマホゲームの売上Top1は『Roblox』で売上高は約216億円(1.96億ドル)、前年同期比で156%の増加と予測されている。これは2012年のリリース以来最も高い増加率で、Top2の『キャンディクラッシュ』の1.5倍近い売上となった。
Top3の『Coin Master』の売上高は約121億円(1.1億ドル)と過去最高売上を記録、Top4のEpic『フォートナイト』は前年同期比37%増加の約101億円(9200万ドル)、Top12の『Call of Duty Mobile』は過去最高の約62億円(5600万ドル)となっている。
出所:Sensor Tower
ダウンロードランキングTop20ではTop1の『Save The Girl』を筆頭にハイパーカジュアルゲームが14作ランクインと依然優位性を保っている。
Top2となった『Roblox』のダウンロード数は約860万回で前年同期比53%増、前期比33%増とダウンロード数に関しても過去最高の増加率となった。
Top4の『Coin Master』もリリース4年目にして過去最高のダウンロード数となる790万回を記録し、長期タイトルの更なる伸びが目立つ四半期となった。
当記事まとめ
■まとめ
・2020年Q2の米国スマホゲーム市場売上規模は約6116億円
・売上Top1は『Roblox』で約216億円
・ダウンロードはハイパーカジュアルゲームが優位
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
韓国市場Q2まとめ:こちら
日本市場Q1まとめ:こちら
米国市場Q1まとめ:こちら
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