テンセントやNetEaseなど中国大手ゲーム会社が次の成長市場として3A級のコンソールゲームの開発に力を入れていることは、テンセントの『光子工作室群(Lightspeed & Quantum Studios)』が元ロックスターゲームズのSteave Martin氏を北米スタジオ長に招聘したことや、NetEaseが桜花スタジオを設立したことからも見て取れる。
膨大な予算と高い技術力が要求されることから、中国初の3AタイトルはテンセントやNetEaseから出てくるものだと大方の人間が予想していたが、これまで日の目を見ることのなかった中小デベロッパーがこれを成し遂げるかもしれない。
先ずは公開と同時に中国ゲーム業界の話題を独占した『黒神話:悟空(黑神话: 悟空)』の実録動画を見て欲しい。
1日にして中国ゲーム業界の注目を集めることになった『游戏科学(GAME SCIENCE)』は杭州の中小デベロッパーだ。これまでテンセントやNetEaseとスマホゲームを開発してきたが、ヒットには恵まれてこなかった。
そんな中、『自分たちを突き動かすゲームを作りたい』との会社理念を貫いて開発を続けているのが、今回発表された『黒神話:悟空(黑神话: 悟空)』だ。
同作はUE4で開発を行うアクションRPGで、発売時期は未定としながらも、PCと主要コンソールゲーム機でのリリースを予定しており、DLCの追加コンテンツ販売を行う可能性はあるとしつつも、従来のコンソールゲームの買い切り型での販売を行うとしている。
今回の動画公開により、より優秀な人材を集める意図があったとする『游戏科学(GAME SCIENCE)』から中国初の3Aタイトルが生まれるか今後の動向に注目したい。
(『黒神話:悟空』)
同記事まとめ
■まとめ
・『黒神話:悟空』の実録動画が中国で話題沸騰
・中国初の3Aタイトルとして期待が集まる
・発売時期は未定。PC+コンソールでの販売を予定
関連情報
『黒神話:悟空』公式HP:こちら
『游戏科学(GAME SCIENCE)』公式HP:こちら
—
中国ゲームについて話したくなったら: