中国国内の社会・経済情報を中心に報じる『財経』は、テンセントと並ぶ中国最大手IT企業『アリババ(阿里巴巴)』グループのゲーム事業再編を報じた。
報道によると『アリババ』は『Ali Games(阿里遊戯)』ブランドで展開していたゲーム事業を『インタラクティブエンタテインメント事業部(互動娯楽事業部)』へと組織変更を行ったと言う。
新しく編成された『インタラクティブエンタテインメント事業部』の責任者は『阿里巴巴大文娯』のCFOであり、『阿里文学』のCEOも努める黎直前氏が兼務する。
組織変更後のゲーム事業の戦略は?
アリババは今回の組織変更に伴い、今後のゲーム事業の戦略も発表した。今回発表された戦略は以下の通りだ。
【アリババのゲーム事業の戦略】
1.『インタラクティブエンタテインメント事業部』の柱は『ゲーム』
2. ゲームは『旅かえる』のようなライトでカジュアルなゲームを中心にする
3. アリババグループのサービス上のゲーム要素を強化し、アクティブユーザー増を目指す
『アリババ』グループのゲームブランド『Ali Games』は『ワンピース』IPの3Dスマホゲーム『航海王:燃焼意志』を昨年リリースした。
同作は中国App Storeのセールスランキングで最高Top4を獲得するなど、コアゲーム領域でも実績を残していた。
また、韓国でリリースした『新三国志(신삼국지 모바일)』もセールスランキングTop6を獲得するなど、ゲーム領域でのヒットが出てきた中での組織変更となった。
ゲームなどのエンタテインメント領域では独立してビジネス展開を行うテンセントとは異なるグループ内でのシナジー効果を狙った今回の組織変更が、どの様な結果につながるのか、業績など今後の動向を注視していきたい。
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引用:http://youxiputao.com/articles/17130
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