市場調査を行う『IHS Markit』のレポートによると、テンセントとネットイースの2018年App StoreとGoogle Playでの海外売上額は519.2億円(4.72億ドル)で、2017年の85.8億円(7800万ドル)から505%の増加を果たした。
両社の海外売上大幅増を牽引しているのは、『PUBG Mobile』と『荒野行動』でいずれもバトルロワイヤル系のタイトルとなっている。
同レポートではバトロワ系ゲームの世界売上ランキングにも触れているので紹介したい。
バトロワ系ゲームは2社で独占
同レポートのデータによると、2018年のバトルロワイヤル系のスマホゲームの売上とダウンロード数は以下の様になっている。
【2018年スマホ向けバトロワ系ゲーム売上】
■売上ランキング
1位:Fortnite 約430億円
2位:荒野行動 約358億円
3位:PUBG Mobile 約83億円
4位:Free Fire 約58億円
5位:Rules of Survival 約56億円
上記の売上予測はApp StoreとGoogle Playの合算値であるが『Fortnite』はGoogle Playを介して配信を行っていないため、iOS App Storeだけで約430億円の売上を記録したことになる。
また、2位の『荒野行動』の売上約358億円の約80%は日本市場によるものだとしている。
これらバトルロワイヤル系ゲームの売上Top5をみてみると、テンセントとネットイースが市場を二分している。
ご存知の方も多いと思うが、テンセントは『Fortnite』のEpic社の株を40%保有しているからだ。また、5位の『Free Fire』を運営するGarena社に関しても同社は30%の株を保有している。
中国スマホゲーム市場で激しくシェア争いを繰り広げるテンセントとネットイースの戦いは海外市場でも続くことになりそうだ。
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引用:手游那点事
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