スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は2021年の韓国のスマホゲーム市場の売上規模や売上・DLランキングをまとめた統計を発表した。
同社の発表によると、2021年の韓国のスマホゲーム市場のApp StoreとGoogle Playの売上規模は約6292億円で前年比6.5%増加、中国ゲームは『原神』『魔剣伝説』『ライキン』などが好調で33タイトルがTop100入りし、Top100売上の22%にあたる約1078億円の売上を記録した。
韓国スマホゲーム市場 2021年の売上は約6292億円
まずは韓国のスマホゲーム市場規模を見てみよう。2021年のApp StoreとGoogle Playのスマホゲーム売上は約6292億円(57.2億ドル)で、前年同期比で6.5%増と予測されている。
App StoreとGoogle Playの売上比率はApp Storeが19%、Google Playが81%となっており、それぞれの売上増加率は10.8%と5.5%となっている。
出所:Sensor Tower
2021年の韓国市場のApp StoreとGoogle Playのスマホゲームのダウンロード数は5.51億回と前年比で15%減となった。
App StoreとGoogle PlayのDL比率はApp Storeが19%、Google Playが81%となっている。
韓国市場2021年売上1位は『リネージュ2M』
以下は2021年韓国スマホゲーム市場の売上、DLランキングTop10だ。
出所:Sensor Tower
2021年の韓国市場は依然RPGジャンルが人気となっており、セールスランキングTop10の内8タイトルがRPGジャンルとなっている。これら8タイトルは全て年間売上が110億円(1億ドル)を超えており、韓国市場でのRPGジャンルの人気のほどが伺える。
セールスランキングTop1はNCSoftの『リネージュ2M』で、韓国市場での年間売上は約550億円(5億ドル)と予測されている。Top2の『リネージュM』もこれに近い売上規模を記録しており、11月にリリースされたばかりの『リネージュW』もTop7と『原神』よりも高い売上を記録している。
21年に新規リリースされたタイトルでTop10入りしているのは『ODIN:VALHALLA RISING』『Cookie Run: Kingdom』『二ノ国:Cross Worlds』『リネージュW』の4タイトルで全て110億円(1億ドル)以上の年間売上と予測されている。
DLランキングでは『Cookie Run: Kingdom』が500万DLを記録してTop1となった。この他、21年に新規リリースされたTop10入りタイトルはカジュアルゲーム『Count Masters』、『ポケモンユナイト』、『二ノ国:Cross Worlds』となっている。
韓国で一番売れている中国ゲームは『魔剣伝説』
次に韓国市場における中国ゲームの売上ランキングTop20を見てみよう。
出所:Sensor Tower
2021年の韓国市場スマホゲーム売上ランキングTop100では、中国ゲームが33タイトルランクインし、その売上高は約1078億円(9.8億ドル)で韓国スマホゲームTop100売上の約22%を占めている。
中国ゲーム売上Top1は4399の『魔剣伝説』で、次いで『原神』『Rise of Kingdoms』となっている。21年の新規リリースとなった『三國志 真戦』『云上城之歌』の中国ゲーム6タイトルは韓国市場で約11億円以上の売上と予測されている。
韓国市場のDLランキングTop100に中国ゲームは21タイトルがランクインしており、中国ゲームのDL数Top1は250万DLを記録した『PUBG Mobile』となった。
出所:Sensor Tower
当記事まとめ
■まとめ
・2021年韓国スマホゲーム市場規模は約6292億円
・売上Top1は『リネージュ2M』で売上約550億円
・中国ゲーム売上Top1は『魔剣伝説』
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
2021年Q3韓国市場規模:こちら
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