スポンサーリンク

【分析記事】新三國志ヒットを生み出す3つの秘訣とは?売上やマーケティング予算も大公開!

分析記事

コーエーテクモゲームス完全監修のもと、中国の新興パブリッシャーであるHero Gamesが運営を行う『新三國志』が好調だ。

Hero Games副総裁楊氏へのインタビューを元にした分析記事がでていたので紹介したい。

結論。ヒットを生み出した3つのポイントとは?

まず結論として現在のヒット生み出したのは以下の3つだと言える。

1. 三国志SLGというニッチ市場ではなく、より大きなRPG市場をターゲットにした
2. 日本向けにグラフィックの変更や声優のアサインなど大きく手を加えた
3. 代理店を上手く活用した

続いて、以下に売上やプロモーション、ローカライズのコストなど楊氏が語ってくれた内容を紹介する。

スポンサーリンク

売上とプロモーションコストは?

『新三國志』は8月下旬リリース後、App Store及びGoogle PlayのDLランキングで5位を記録した。セールスランキングはApp Storeで最高55位、Google Playで32位となっている。

売上状況や継続率、プロモーションコストなどは以下の通りだ。

売上状況:
・最高日売上:3000万円前後
・平均日売上:2250万円前後
・初月予測売上:5億円前後
・目標月売上:11億円前後

継続率:
翌日:60~70%
7日:40%

プロモーション費用:
初月予算:2億7500万円
消化予算:1億7500万円
追加予算規模:2億~5億円

三国志もののSLGという競争の激しい領域で、ここまで順調にパフォーマンスを発揮できるとはHero Games自身も予測していなかったという。また、今後はTVCMなども計画していると話した。

事前登録は成功?失敗?

『新三國志』のヒットは事前登録の段階からその予兆があった。一般的に三国志モチーフのSLGだと事前予約の人数は大体3万~4万人程度が相場だと言われている。

それに対し、『新三國志』は2ヶ月の事前予約期間で約14万人を獲得、そのうちGoogle Playからの予約が4万人だったと言う。

予約人数が多くなるとコンバージョン率の低下が避けられないところではあるが、『新三國志』はコンバージョン率が60%程度あるという。

この結果を踏まえると、事前登録に関しても大成功と言える。

スポンサーリンク

ローカライズに対するコスト投下は?

Hero Gamesは日本市場攻略にあたり、日本人ユーザーに自社のゲームに対する“誠意”を伝えることが大事だ、と考えるようになったと言う。

そしてその“誠意”を表現するために、徹底的な細部へのこだわりや声優陣を日本版に別途アサインするなどの方法が取られた。これら施策が功を奏し、リリース後目立ったクレーム等はまだ見られていないという。

ローカライズにかけたコストや具体的な調整項目は以下の通りだ。

期間:8ヶ月
中国版を日本リリースするにあたり、全面的にコンテンツの見直しと監修を行った。
→ 主にキャラクターの差し替え、ブラッシュアップ
→ 戦闘スキルでの雨風雷などエフェクトを派手なものからより現実的な表現に。
→ テキスト周りの細部の徹底。
→ 日本向けに声優を別途アサイン


(日本版の孫権、劉備、曹操。日本版はより重厚感を意識したという)

予算:1500万円以上
→ 声優費用だけで1500万円を投下


(日本版豪華声優陣の一覧)

日本市場攻略の鍵は?

楊氏は日本市場に対する考えを以下の様に話した。

日本市場のセールスランキングTop100内にある中国産のSLGの売上規模は約30億円程度で、これは非常に大きな市場と言うことはできない。

一般的にSLGのユーザー獲得単価は高く一人あたり5500円と言われても驚かない。そして、タイトルが長期化すればするほどユーザーが獲得しづらくなるニッチな領域だと考えている。

なので、Hero Gamesが日本で『新三國志』をリリースするにあたり、クエスト、武将育成、ガチャなどRPG要素の強化を行った。

こうすることでSLGジャンルが抱える市場規模の上限を広げることができると考えた。

スポンサーリンク

広告代理店は必要?

楊氏は日本の代理店文化にはメリットが有り、代理店との取り組みを重視しているという。その主な理由は『クリエイティブが日本ユーザーに刺さる』ことだという。

Hero Gamesにも10名のマーケティングチームがいるが、中国人目線だとピンとこないクリエイティブでも日本代理店が良いと判断し出稿したものは総じてクリックレートが良かったという。

クリックレートの高いもので9%前後に達するものもあり、相場の1~1.5%を大きく上回るなど結果をしっかりと出せたのは、広告代理店のこれまでのノウハウの賜物だと実感したという。


(日本で効果の良かったクリエイティブ。中国人目線だとこれが刺さるかどうかまでは判別できない。)

『KOEI三國志』という非常に濃いファンを抱えるIPタイトルを中国の会社が開発し、日本で運営まで行うというあたり、時代の変化を感じる。

そして、上記内容からも分かるように、非常に真摯な態度で日本市場に向き合っていることが、今の成功に繋がっているのではないかと思う。

継続率が高いのは事前予約のユーザーが多いのも影響していると思うが、『新三國志』そして『Hero Games』の今後の更なる飛躍に期待したい。

 

※この記事を読まれた方へのオススメ!

【新三國志】のHero Entertainmentとは?

—–
引用:http://youxiputao.com/articles/15888
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/