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【中国スマホゲーム市場情報】2018年7月

中国市場データ

マーケットリサーチ・データ分析を行う『CNG』によると、2018年上半期、中国ゲーム市場の実質売上高は約1兆5750億円(1050億元)、前年同期比5.2%の成長率で過去最低水準の成長率となった。

この度『CNG』から、中国市場の『2018年7月モバイルゲーム市場レポート簡易版』が発表されたので、その概要を以下に紹介したい。

レポートでは、【7月のマーケット・トレンド】、【Top20タイトル動向】、【タイトルのトレンド指数】、【新規ゲームの動向】、【広告出稿量】などの観測、分析結果が載せられている。

7月のマーケット・トレンド

【7月のマーケット・トレンド】
・ 7月は18年上半期の停滞状況と比較すると、パフォーマンスの良い月と言える
・ Top10タイトルの入れ替わりはあったが、Topタイトルと中堅タイトルの固定化は変わらず
・ この状況に対応するためIPへの依存度が高くなっており、新規タイトルの7割はIPタイトルとなっている
・ 新規ゲームのジャンルでいうとRPGが半分を占めている

Top20タイトル動向

【Top20タイトル動向】
・ 7月は新規タイトルのヒットが顕著だった
・ Top20のうち4タイトルが新規タイトル
・ Top10には新作2タイトルがランクイン
・ PCオンラインゲームのスマホ化『自由幻想』はTop3に
・ 『風之大陸』は広告出稿が奏功しTop5に
・ Top20のうち9本がMMOと、MMOジャンルが躍進した
→ これは夏休みに入り学生層の可処分時間が増えたことによると分析。
・ 『王者栄耀』、『夢幻西遊』、『QQ飛車』など人気の長期運営タイトルは引き続き上位を維持。他のタイトルとは一線を画している

売上ランキングTOP10

【売上ランキングTOP10】

注:このランキングはiOS,Androidのグロス売上をベースにCNGが独自に算出。

タイトルのトレンド指数

【タイトルのトレンド指数】
・ 『荒野行動』、『第五人格』の“高トレンド指数、低売上”の状況は未だ変わらず
・ トレンド指数ではTop10に3ヶ月新規タイトルが入ってきていない
・ 7月も依然として『王者栄耀』がトレンド指数1位に
・ 『陰陽師』もランクアップしてトレンド指数2位に
・ トレンド指数上位を長期運営タイトルが占めている状況は、運営手法が効果を出しているとも言える

【トレンド指数Top10】
注:総合トレンド指数はCNGがBaiduトレンド、微指数などのプラットフォームから定量化しランキングにしたもの。

新規ゲームの動向

【新規ゲームの動向】
・ 新規ゲームのうち、ランキング上位に入ったタイトルの半分はTencentパブリッシング
・ 6月、7月でiOSの売上げランキングTop500のうち、新規タイトルは137本
・ 新規タイトルの売上上位10タイトルを分析した結果、ゲームジャンルはRPGに固まっていた

【新規タイトル売上TOP10】

広告出稿量

【広告出稿量】
・ 出稿量は紫龍社が出した『風之大陸』と『ラングリッサー(梦幻模拟战)』が比較的多かった
・ ゲーム系の出稿媒体はBaidu、TouTiao、UCが多かった

 

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【保存版】中国ランキング1位のスマホゲームの売上は?

 

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引用: http://www.gamelook.com.cn/2018/08/338360
翻訳・再編:ゲーム大陸
公式ツイッター:@Game__Tairiku

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