2012年、中国のモバイルゲーム企業として初めてNASDAQ上場を果たしたCMGE(中手游)が、2015年の私有化及びNASDAQ上場廃止を経て、この度9月4日に香港証券取引所に目論見書を提出、上場申請を行った。
ワンピースやNARUTOの売上、ユーザーKPIなども記載されているので詳細を紹介したい。
■2015年から2018年までの業績は?
17年上半期の売上は87億円で18年上半期と比べると、約16%の成長。17年上半期の純利益は約9億円で18年上半期と比べると、約166%成長となっている。
売上の内訳はゲームの運営事業と開発事業で、17年までは運営事業の売上比率が100%、18年上半期は運営事業の売上が約93%、開発事業売上が7%となっている。
■ワンピースやNARUTOの売上は?
2018年上半期のCMGE売上Top5の売上は以下の通りだ。
やはり日本からの見え方として、ワンピースとNARUTOの売上が気になるところだ。
Top1: 曙光之境 25.2億円(月平均4.2億円)
Top2: 航海王强者之路(ワンピース) 19.9億円(月平均3.3億円)
Top3: 有魔性西游 8.2億円(月平均1.4億円)
Top4: 择天记 7億円(月平均1.3億円)
Top5: 火影忍者-忍者大师(NARUTO) 4.5億円(月平均8000万円)
■中国ユーザーのKPIは?
今回の目論見書にはMAUやARPPUなどのKPIも載っていたので以下に一覧にした。中国ゲームユーザーのこの数年の変化を知る具体的な情報なので是非参考にしていただきたい。
(1元=15円で換算)
15年の私有化直後は中国国内A株市場での上場を目指していたが、ここ数年の中国国内A株市場上場の厳しさを加味し、どこかの段階で香港証券取引所での上場に方向転換を図ったものと見られる。
中国国内A株市場は16年にG-bitが上場を果たして以来、ゲーム系企業の上場は承認されていない。



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引用:http://youxiputao.com/articles/15875
翻訳・再編:ゲーム大陸
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