アジアのゲーム市場の調査・分析を行う『Niko Partners』が中国コンソールゲーム市場のレポートを発表した。
同レポートによると2019年の中国コンソールゲーム市場の売上規模は約936億円(8.511億ドル)、前年の約843億円(7.671億ドル)から11%の増加となると予測している。
2023年には1650億円規模に!
2014年に上海の自由貿易区に限定するかたちで『PlayStation 4』や『Xbox One』の製造・販売ができるようになってから、中国のコンソールゲーム市場は徐々に拡大を続けている。
最近ではテンセントと任天堂が業務提携を行い、中国国内で『Nintendo Switch』を販売することも決定し、コンソールゲーム市場の更なる拡大が期待されている。
中国のコンソールゲーム市場はこれら中国政府の規制緩和を受け、2023年には1650億円(15億ドル)規模に達すると同レポートでは予測している。
2023年には正規流通品が大半を占める
香港などからの並行輸入品として中国市場に出回っているコンソールゲーム機の販売台数(グレー市場)は依然として正規流通品よりも多いが、4年後の2023年には正規流通品が大半を占めるようになると予測している。
*中国市場コンソールゲーム機販売台数推移予測
スマホゲームが主流の中国ゲーム市場にコンソールゲーム市場が形成されることで、中国のゲーム開発レベルの向上や、ユーザーのゲーム嗜好の多様化が更に進むことが予想される。
新しいビジネスモデルを考案することに長けた中国で、コンソールゲームに新しい変革が生まれるのか。今後の展開が楽しみである。
関連情報
Niko Partners:http://nikopartners.com/chinas-console-tv-based-games-market/
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