中国ゲーム最大手『テンセント』が中国Androidプラットフォーム手数料の見直しを要求しているとの報道が出ている。
『中国遊戯工委』の統計によると2018年の中国スマホゲーム市場規模は約2兆1433億円(1339.6億元)とされており、『テンセント』はその50%超となる1兆2448億円(778億元)の売上を上げている。
テンセントの手数料見直し要求とは?
中国ゲームメディア『Game Look』の報道をまとめると『テンセント』の中国Android各大手プラットフォームへの手数料見直し交渉を取り巻く状況は以下の様だ。
【アンドロイドPF手数料見直しに関する状況】
1. 中国の各大手Androidプラットフォームに従来の50%から30%にするよう要求
2. VIVO,OPPO,九游ではDL不可
(要求に応じていないとの予測報道)
3. Huawei,Xiaomi,360はDL可能
(要求に応じたとの予測報道)
4. 対象タイトルはテンセントの新作『剣網3:指尖江湖』
(AppStoreセルラン1位の『KartRider Rush Plus』も含むとの報道もあり)
『テンセント』は上述の通り中国スマホゲーム市場の50%超の売上規模を有する市場の覇者だ。
最強のデベロッパーであり、最強のパブリッシャー、そして最強のプラットフォーマーでもある同社が、プラットフォーム事業の競合であるVIVO,OPPO,Huawei,Xiaomiなどに仕掛けた手数料引き下げは今後業界水準として幅広く適用されていくのか。
また、現在のAndroidプラットフォーム手数料50%の業界水準が30%へと引き下がった際、『テンセント』プラットフォーム手数料も足並みを揃えて30%にするのか?
今後続報が入り次第、随時紹介していきたい。
注:文中タイトル名を『KartRider Rush Plus』へ修正しました。(2019.7.17)
—
引用:http://www.gamelook.com.cn/2019/07/364815
公式ツイッター:@Game__Tairiku
Facebook:https://www.facebook.com/GameTairiku/