全世界の⽣活者理解、またモバイル戦略の⾼度化に役⽴つモバイル市場データと分析プラットフォームを提供する『App Annie』は2010年から2019年の10年間の中国iOSのダウンロードランキングとセールスランキングを発表した。
同社の発表によると、中国iOS市場は2016年には米国を抜き世界一の規模に発展し、ゲームカテゴリだけでなく、非ゲームカテゴリにおいても良好なセールスを記録していると言う。
中国iOS10年ランキング ゲーム部門は?
2010年から2019年の10年間の中国iOSゲームカテゴリにおけるダウンロードとセールスのランキングは以下の通りだ。
*2019年は1月~11月までの数字による予測値。
(出所:App Annie)
ゲームカテゴリでこの10年間、中国iOSで一番ダウンロードされ、一番多くの売上を上げたのはテンセントの『王者栄耀』となった。
セールスランキングの2位から5位まではNetEaseのタイトル、6位から10位はテンセントとなっており、この2社が市場を独占していることが分かる。
特筆すべき点は2019年5月に正式サービスを開始した『和平精英』がダウンロードランキング3位、セールスランキング10位にランクインしている点であろう。中国市場でのバトロワ系タイトルの人気のほどがうかがえる。
中国iOS10年ランキング 非ゲーム部門は?
2010年から2019年の10年間の中国iOS非ゲームカテゴリにおけるダウンロードとセールスのランキングは以下の通りだ。
*2019年は1月~11月までの数字による予測値。
(出所:App Annie)
非ゲームカテゴリのダウンロードランキングTop10は『BAT』と称される『Baidu(百度)』『Alibaba(アリババ)』『Tencent(テンセント)』の3社がほぼ独占している。
1位の『QQ』、3位の『Wechat』、5位の『Tencent Video』10位の『QQ音楽』とテンセントはSNS色の強いアプリが多く、アリババは2位の『Taobao』、6位の『支付宝』のようにECやペイメントアプリとなっている。
セールスランキングでは『BAT』の中でもテンセントが抜きん出ており、動画、SNS、音楽、文学など多様なアプリがランクインしている。
また、『Tencent Video』が1位、『iQIYI』が2位、『优酷』が4位と動画系アプリの人気の高さもスマホ時代を象徴している。また、ショートムービーアプリの『快手』も3位と、上位4アプリが動画コンテンツアプリとなっている。
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