中国政府のゲーム配信規制『版号』の審査補助機関とも言える『ゲーム倫理委員会(網絡遊戯道徳委員会)』が設立され、既に20タイトルに対し道徳的観点から審査を行っている旨は当サイトでも紹介した通りだ。
その後、その20タイトルにテンセントの『王者栄耀(伝説対決)』、NetEaseの『荒野行動』を始め、『PUBG』や『フォートナイト』『リーグ・オブ・レジェンド』など人気ゲームが含まれ、中国政府から配信停止やゲーム内容の修正の指示を受けているとの報道が一部でなされていた。
これを受け、テンセントは12月13日に『澎湃新聞』の記者に『一部で報道されているゲーム倫理委員会による20タイトルの審査とテンセントは無関係である』とコメントを発表。全面的に当該の報道を否定した。
今回テンセントが正式に一部報道を否定したことで、『PUBG』や『リーグ・オブ・レジェンド』の配信停止命令やゲーム内容の修正指示との報道は誤報であると言えるのではないだろうか。
裏付けの弱い情報が先行することは中国でもよく見られるが、それだけ中国政府のゲーム配信の規制解除に注目が集まっているとも理解できる。
『ゲーム倫理委員会』の設立はゲーム配信規制解除に向けた一歩であることは間違いない。今は一刻も早く中国ゲーム市場が正常な状態に戻ることを祈るばかりだ。
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引用:http://youxiputao.com/articles/16686
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