世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2020年9月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30を発表した。
中国App Storeとその他世界各国のApp StoreとGoogle Playの売上を元にした同社統計によると、9月の中国スマホゲームパブリッシャーTop30の全世界売上は約2112億円(19.2億ドル)で、全世界スマホゲーム売上の約29%を占めるとしている。
中国スマホゲームパブリッシャーTop30の全世界売上は約2112億円
Sensor Towerが発表した2020年9月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30は以下の通り。(注:中国Androidストア売上は含まない。)
出所:Sensor Tower
9月の中国スマホゲームパブリッシャーTop5も先月と同じくテンセント、NetEase、Lilith、FunPlus、Aligameとなっている。
海外市場で中国産SLGとして最高月売上を記録したLilithの『万国覚醒(ライキン)』は9月23日の中国リリース後、App StoreセールスランキングTop5圏を維持しており、同作のリリース初週の売上は約15億円(1350万ドル)と予測されている。
これはAligameの『三国志・戦略版』を上回る数字で、中国市場のSLG初週売上の記録を更新した。
(37Games『云上城之歌』)
中国では『云上城之歌』、日本では『日替わり内室』が好調な37Gamesは前月比で売上を38%増加させ、パブリッシャーランキングをTop16からTop6へとランクアップさせている。
同社の9月の国別売上比は中国41%、日本32%、台湾13%と日本市場の売上が大きく貢献している。
独自の世界観を推し出した放置ゲーム『最強蝸牛』をヒットさせたLeiting(雷霆游戏)は8月に同作を台湾、香港向けにリリースした後、9月10日にダーク系放置ゲーム『不朽之旅』を中国市場向けにリリースし、前月比で売上を30%増加させている。
パブリッシャーランキングTop30入りはならなかったが、『Top War』が米国市場で人気の『江娱互动』がTop34と初のTop100入りとなっている。
当記事まとめ
■まとめ
・9月の中国ゲーム全世界売上は約2112億円
・全世界売上シェアは約29%
・37Gamesのゲーム売上の32%が日本市場
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
先月のTop30:こちら
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