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【HTML5】テンセントWechatミニプログラムH5ゲームの強味と弱味とは?MAUはネイティブを超えた?

HTML5

中国モバイルインターネット領域のデータ分析を行う『Mobile Quest』は1月22日に『中国モバイルインターネット2018年度大報告』と題した中国モバイルインターネット業界全体の動向をまとめたレポートを公開した。

当レポートのデータを元にWechatミニプログラムのHTML5ゲームのMAU(月間アクティブユーザー数)とスマホネイティブゲームのMAUを以下に紹介したい。

また、WechatミニプログラムHTML5ゲームの特性にも言及しているので、興味のある方には一読の価値があるのではないかと思う。

MAU1千万超えのタイトルはHTML5の方が多い

2018年12月の段階でMAUが1千万超えのWechatミニプログラムHTML5ゲームは31タイトルで、MAU500万超えのタイトルは52タイトルとなった。

スマホネイティブゲームではMAU1千万超えのタイトルは19タイトルで、MAU1千万超えのタイトル数だけを比較するとHTML5ゲームのほうが多い結果となった。

(WechatミニプログラムHTML5の2018年12月のMAU)

WechatミニプログラムのHTML5ゲームがMAU1千万超えのタイトル数でネイティブゲームを上回った状況を作り出した要因は以下の4つが挙げられる。

【HTML5ゲームがMAUでネイティブを上回った要因】
1. ダウンロード不要。1タップで直ぐに起動できる
2. ゲームの容量が小さく、読み込みが速い為、転換率が良い
3. Wechatの10億MAUという膨大なトラフィック
→Quest Mobile調べでは中国の普及スマホ端末台数は11.3億台でほぼ同規模
4. コンテンツの供給量がまだ少なくトップタイトルに集中しやすい

社会現象級のタイトルはネイティブの勝ち

MAU1千万超えのタイトル数では31作:19作でHTML5ゲームに軍配が上がった。

ただし、MAU5000万超えの社会現象級のタイトルは、HTML5ゲームの1タイトルに比べ、ネイティブゲームは1億超えが3本、5000万超えが1本とネイティブゲームが優位性を保っている。

(ネイティブゲームの2018年12月のMAU)

WechatミニプログラムHTML5ゲームの課題とは

WechatミニプログラムHTML5ゲームにも社会現象を起こしたタイトルは出ているが、持続性の面においてはネイティブゲームに大きく差をつけられている。

上記のMAUリストでHTML5ゲームのMAUトップになっている『跳一跳』を例に挙げると、同作は2017年末のリリース後3日でDAUは億超え、2018年4月には累計ユーザー数が3.89億人にまで到達した。

ただし、その7~8ヶ月後の12月にはMAUは5000万にまで落ち込んでしまっている。

ちょうどHTML5ゲームのブームが起こり、競合タイトルが急増したことも要因ではあるが、上述のHTML5特有の手軽さが仇となり、持続性を困難にしていることも確かだ。

Wechatミニプログラムを運営するテンセントは公の場で『ミニプログラムHTML5ゲームはゲームのクリエイティビティを発揮することのできるプラットフォームなので、開発者は如何にクリエイティビティでユーザーを魅了し定着させるか?が重要になると思う』と話している。

これまで数多くの壁を突破してきたゲーム開発者が、現状WechatミニプログラムHTML5ゲームに存在する壁を如何に突破していくのか、今後の動向も追いかけていきたい。

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引用:https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MjM5NzQwMjI4MA==&mid=2657109260&idx=1&sn=0d60f6af660c4ef9d4cd5e7d83d5019a&chksm=bd4e66cb8a39efdd5e697f92041e2cea7f2ffe46999b73256c2d1c8e5028edfa1c796ddc7e30&mpshare=1&scene=1&srcid=#rd