スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は2021年の日本のスマホゲーム市場の売上規模や売上・DLランキングをまとめた統計を発表した。
同社の発表によると、2021年の日本のスマホゲーム市場のApp StoreとGoogle Playの売上規模は約2兆295億円で過去最高を記録、中国ゲームは『原神』『荒野行動』『放置少女』などが好調で30タイトルがTop100入りし、Top100売上の26%にあたる約3806億円の売上を記録した。
日本スマホゲーム市場 2021年の売上は約2兆295億円
まずは日本のスマホゲーム市場規模を見てみよう。2021年のApp StoreとGoogle Playのスマホゲーム売上は約2兆295億円(184.5億ドル)で、前年同期比で6.5%増、App StoreとGoogle Playの売上比率はApp Storeが58%、Google Playが42%となっている。
出所:Sensor Tower
2021年の日本市場のApp StoreとGoogle Playのスマホゲームのダウンロード数は7.3億回と前年比で7.1%減となった。
App StoreとGoogle PlayのDL比率はApp Storeが59%、Google Playが41%となっている。
日本市場2021年売上1位は『ウマ娘』
以下は2021年日本スマホゲーム市場の売上、DLランキングTop10だ。
出所:Sensor Tower
2021年の日本市場はCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』がDLランキング、売上ランキングともにTop1となった。売上ランキングTop2はリリース9年目にして前年比売上増を果たしたガンホーの『パズル&ドラゴンズ』となった。同作は前年比で約110億円(1億ドル)以上の売上増と予測されている。
日本市場は他国市場に比べ、売上Top10における長期タイトルの割合が高く、10タイトル中4タイトルがリリース後4年以上経過している。
日本で一番売れている中国ゲームは『原神』
次に日本市場における中国ゲームの売上ランキングTop20を見てみよう。
出所:Sensor Tower
2021年の日本市場スマホゲーム売上ランキングTop100では、中国ゲームが30タイトルランクインし、その売上高は約3806億円(34.6億ドル)で日本スマホゲームTop100売上の約26%を占めている。
中国ゲーム売上Top1はmiHoYoの『原神』で、次いで『荒野行動』『放置少女』となっている。台湾・香港、韓国市場に続き21年3月にリリースした『三國志 真戦』はTop12と日本市場における新作中国ゲームとして売上Top1と良好な成績を記録した。
日本市場のDLランキングTop100に中国ゲームは25タイトルがランクインしており、中国ゲームのDL数Top1は400万DLを記録した『Project Makeover』となった。
また、Top2の37Games『パズル&サバイバル』は300万近いDL数を記録している。日本市場で複数のヒット作を有するNetEaseはDLランキングでも『荒野行動』『トムとジェリー:チェイスチェイス』『IdentityV』の3タイトルをTop20入りさせるなど、中国パブリッシャーの中でもより日本市場に根ざしていると言える。
出所:Sensor Tower
当記事まとめ
■まとめ
・2021年日本スマホゲーム市場規模は約2兆円
・売上Top1はウマ娘、Top2は前年比110億円超増加のパズドラ
・中国ゲーム売上Top1は『原神』
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
2021年Q3日本市場規模:こちら
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