中国国内A株上場企業の『三七互娯(37 Interactive Entertainment)』が2018年通年の業績速報を公開したので紹介したい。
同社は2019年3月1日現在の時価総額が約4759億円(297.48億元)の中国大手ゲームパブリッシャーで、SNKプレイモアを買収したことでも有名だ。
近年では日本市場向けに『37Games』ブランドで、『日替わり内室』や『レジェンドオブリング』などのスマホゲームを配信している。
2018年『三七互娯』の業績は?
『三七互娯』の2018年速報値の業績は以下の通りだ。
売上高は23.33%の増加と伸張しているが、営業利益は-46.27%と大きく落ち込でいる。
この営業利益の落ち込みは、小会社である『上海墨鹍数碼科技有限公』の業績不振と、中国政府のゲーム配信許認可『版号』の規制の影響によるとしている。
2018年は営業利益が大幅減となってしまった『三七互娯』だが、2019年に入り古代中国をモチーフにしたMMORPG『一刀伝世』が中国市場で早くも売上ランキングTop3入りを果たしている。
現在の売上規模は、テンセント(Tencent)、ネットイース(NetEaes)に次ぐ3番手グループに属しているが、そこから一歩抜け出ることができるか。2019年の動向に要注目だ。
関連情報
『三七互娯楽』速報値決算報告資料:http://static.cninfo.com.cn/finalpage/2019-02-26/1205849065.PDF
『一刀伝世』HP:http://37.com.cn/ydcs/
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