日本でも一大トレンドとなっている動画アプリ『TikTok(ティックトック)』を展開する『ByteDance(字節跳動)』は『TikTok』のオリジナルである中国版の『抖音』にてHTML5ミニゲームの自社パブリッシングを開始した。
『ByteDance』は『抖音』の他にもニュースアプリの『今日頭条(TouTiao)』を展開し、中国最大手IT企業のテンセントと市場シェア拡大のため、激しくぶつかり合っている。
『抖音』と『今日頭条』のデイリーアクティブユーザー(DAU)数はそれぞれ2億~2.5億人と言われている。
中国の広告トラッキングツール『App Growing』のレポートによると、『抖音』と『今日頭条』の2アプリの広告トラフィックはテンセントが抱えるSNS広告のトラフィックと同規模とも言われている。
これは『ByteDance』が中国の広告事業領域においてある程度「獲りきった」と言える。そんな同社が次なる一手としてHTML5ゲームを選択するのは想像に難くない。
『抖音』初のゲームはどんなゲーム?
『抖音』初となるHTML5ゲームは『音跃球球』という音楽リズムゲームだ。
同作は簡単操作が特徴ではあるが、他の音楽リズムゲームと比べて特筆すべきゲーム性は無い。
ただし、使用楽曲が『抖音』ユーザーが作曲し人気がでた曲、もしくは『抖音』で人気に火がついた、いわゆる『神曲』で、それらが簡単操作と組み合わさることで中毒性を生み出している。
『音跃球球』公式Weiboからプレイ動画も落としたので、気になる方は以下の動画を再生してチェックして見てほしい。
抖音HTML5への動線は?
『抖音』内にはHTML5ゲームへの動線として以下の画像にある、6つの入口が用意されている。
また、公式の発表によると、『音跃球球』はHTML5ゲーム以外にもネイティブアプリ版も開発中であると言う。
これは『ByteDance』社として初めてのスマホゲームでもあるので、これを皮切りに今後同社がゲーム事業を本格化させていくのか動向を注視したい。
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引用:遊戯茶館