Sensor Towerが2026年3月の中国スマホゲームパブリッシャーの全世界売上ランキング(TOP30)および中国App Storeスマホゲーム売上ランキング(TOP20)を公開し、中国メディア『手游那点事』がその内容を報じている。テンセントが首位を維持する一方、複数のパブリッシャーが大幅な売上増を記録し、競争が激化している。
グローバル収入TOP30:テンセント首位、Century Gamesが過去最高を更新
今回のTOP30はパブリッシャーの売上のみを集計しており、中国国内のサードパーティーAndroidアプリストアやチャネルは含まない。テンセントが引き続き首位を維持しているが、注目の動向は以下のとおり。
- Century Games(点点互動):前月比11%増で過去最高収入を更新、2位を維持
- 37Games:前月比28%増、7位を維持
- PaperGames(叠纸):前年同月比9%増、8位に浮上
- 露珠游戏:前月比37%増、21位に上昇
- 麟贝互娱:前月比62%増、初のTOP27入り
全世界売上TOP100に入った中国スマホゲームパブリッシャーは計38社で、合計売上は約3,165億円。全体のTOP100パブリッシャー売上に占める比率は39.2%となった。
注目タイトルのトピック
テンセント『洛克王国:世界』
3月26日にリリースされ、iOSアプリ総合ダウンロードランキング首位を獲得。「ガチャなし・精霊販売なし・数値販売なし」という課金設計ながらリリース7日間で約19億円を記録し、初登場13位。
Century Games『Whiteout Survival』
3周年記念イベントにより前月比14%増。累計売上は約6,750億円に到達。同社『Kingshot』も1周年イベントを経て累計売上約1,500億円を突破。
37Games『Last Asylum: Plague』
2月の海外リリース後に急成長し、3月の収入が前月比約11倍に急増。14世紀の黒死病を舞台にした新鮮なSLGで、3月の全世界推定売上は約25億円。2026年初のSLGヒット作となった。
PaperGames(叠纸)『恋と深空』
3月末時点でグローバル累計売上が約1,500億円を突破。3月28日に実装された新パートナー[夏以昼(マヒル)・冥羅の主]により日次売上が急増し、中国iOS売上ランキングで2位まで浮上。
女性向けシミュレーション経営の台頭
麟贝互娱の『我的花园世界』はリリースから8ヶ月で累計売上が約120億円を突破し、同社が初のTOP27入りを果たした。また愛的番茄の『时尚百货城』は前月比80%増でTOP20に初登場。2タイトルが同時に躍進し、女性向けシミュレーション経営ジャンルの勢いが鮮明になった。
中国App Store収入TOP20:テンセント3タイトルが上位独占
テンセントの『王者栄耀』『和平精英』『デルタフォース』が1〜3位を独占した。新たに『洛克王国:世界』が13位、『时尚百货城』がTOP20に初登場している。
まとめ
テンセントの首位は盤石ながら、Century Games・37Games・PaperGamesなど中堅各社が軒並み好調で、上位争いの密度が増している。また女性向けシミュレーション経営ジャンルが複数タイトル同時に好調という動きは、市場の多様化を示す新たな兆候として注目される。
関連情報
参照元:こちら(手游那点事)/データ:Sensor Tower
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