12月14日、北京市委宣伝部は北京市のゲーム産業の健康的な発展を後押しする為の意見をまとめた『关于推动北京游戏产业健康发展的若干意见』を発表した。
今回発表された意見には13項目の施策が含まれており、ゲーム産業環境の改善・向上、健康的発展、国際ゲーム都市を目指すことなどが掲げられている。
北京市の発表内容は?
今回、北京市が発表した意見の主旨は以下の通り。
【关于推动北京游戏产业健康发展的若干意见の主要内容】
・総目標として北京市は“国際オンラインゲーム都市”を目指す
・北京市に世界トップクラスのゲーム開発センターを建設する
・ネットワーク新技術アプリセンターを建設する
・ゲーム社会アプリ推進センターを建設する
・ゲーム理論研究センターを建設する
・eスポーツ産業ブランドセンターを建設する
・以上5つのセンターを建設し、一都五センター体制を構築する
同意見では2025年までに北京市のゲーム産業規模を約2兆4000億円(1500億元)にするとも表明している。
また、社会主義核心価値観や業界の管理監督など、政府の指導の下、中国の伝統文化の価値を高め、ゲームの健康的なエコシステムを育成するとしている。
中国政府色が全面に出るのは政府発表である以上当たり前の事と考えられるが、昨年の『版号』審査停止や未成年者の深夜ログイン禁止など、ゲーム業界にとっては厳しい政府の規制が続いている中、中央政府のお膝元である北京市が大々的にゲーム産業を後押しすると発表したことは、中国ゲーム業界にとって追い風となるだろう。
関連情報
北京市委宣伝部 当該ニュース:http://www.beijing.gov.cn/ywdt/gzdt/t1610071.htm
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