世界的にスマホゲームやアプリの分析を行う『Sensor Tower』は2020年1月の中国スマホゲームパブリッシャー全世界売上Top30を発表した。
中国App Storeとその他世界各国のApp StoreとGoogle Playでの売上を元にした同社統計によると、1月の中国スマホゲームパブリッシャーTop30上位に変動は無いものの、旧正月期間中に2次元系のタイトルに大きな売上増が見られたため、2次元系タイトルのパブリッシャーが多くランクインしたとしている。
中国パブリッシャーランキングTop30
Sensor Towerの統計によると、2020年1月の全世界売上Top30の中国パブリッシャーの売上合計は1716億円(15.6億ドル)で全世界スマホゲーム市場売上合計の約28.2%を占めるとしている。
出所:Sensor Tower
中国パブリッシャー全世界売上Top30の上位5社に変動はなく、一位からテンセント、NetEase、Lilith Games、Fun Plus、Ali Gamesとなっている。
1月のランキングで特筆すべきはTop3のLilith Gamesだ。
同社は日本でも今夏リリース予定としている、放置系カードRPG『AFKアリーナ』が中国で1月3日のリリース以降セールスランキングTop3を維持するなど大ヒットとなっている。
これを受け、全世界パブリッシャーランキングでも、テンセント(Top1)、NetEase(Top2)、Playrix(Top3)、King(Top4)に次ぐTop5と、2019年通年の全世界パブリッシャーランキングTop12から大幅にランキングを上げている。
(出所:『Rise of Kingdoms』公式ツイッター)
既存タイトルでは旧正月期間中に売上を大幅に増加させる2次元系タイトルが見られた。
中国2次元スマホゲームの筆頭、miHoYoの『崩壊3rd』は1月17日から旧正月イベントを開催、中国iOSの売上が前月比で235.7%増とランキングもTop26からTop11へとジャンプアップした。
『アークナイツ』を日本と韓国で同時にリリースしたYostarは日韓両市場でのヒットを受けて前月比売上129.4%増となり、ランキングも過去最高となるTop12となった。
また、開発元のHyperGryphも中国で行った限定イベントの効果もありTop20に復帰している。
また、『Fate/Grand Order』や『アズールレーン』の中国運営を行うbilibiliは、これら既存タイトルの旧正月期間の売上増と新作『大王不高兴』リリースにより、前月比で売上26.5%増、ランキングもTop24からTop21へと上昇させている。
関連情報
Sensor Tower:こちら
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