第三金曜日を基準日として日本市場における中国スマホゲームの定点観測を行いたい。
日本市場のゲームカテゴリセールスランキングでTop100入りしているのは、App Store28タイトル、Goole Play35タイトルで、『パニシング:グレイレイヴン』『イリュージョンコネクト』と言った2次元系タイトルが新たにランクインしている。
日本市場の中国ゲーム売上ランキング(2020.12.18)
12月18日(金)の日本のApp StoreとGoogle PlayゲームカテゴリのセールスランキングでTop100入りしていた中国開発によるスマホゲームは、App Store28タイトル、Goole Play35タイトルとApp Storeは1作減、Google Playは2作増となった。
日本市場における中国ゲームのトップタイトル『荒野行動』『マフィア・シティ』『放置少女』が上位を占める状況に変化はなく、そこに『原神』が定着するか今後の動向を見守りたいところだ。
新作ではEFUNの『イリュージョンコネクト』、HEROの『パニシング:グレイレイヴン』がランク入りしている。これらも初速以降、日本市場で長期運用に成功するかどうかが肝要になってくる。
『イリュージョンコネクト』の広告素材は?
台湾や東南アジアで実績があり、日本でも複数本リリースしているEFUNの新作『イリュージョンコネクト』広告素材を調査したところ、以下の傾向がみられた。
①キャラ推しx無料ガチャ
②アニメCM素材活用
(動画広告のキャプチャ)
③変化球タイプ
『イリュージョンコネクト』は2次元系タイトルということもあり、中国企業の広告に多い変化球タイプのクリエイティブは多くはなかった。同時期にリリースされた『パニシング:グレイレイヴン』も同じ傾向であることから、同ジャンルの初期広告は王道の素材で勝負する傾向にあると予測できる。
今後リリースされるタイトルも同じ手法を踏襲するのか、動向に注目したい。
当記事まとめ
■まとめ
・セルランTop100に30本前後の中国ゲーム
・新作は『イリュージョンコネクト』『パニシング:グレイレイヴン』
・2次元系の初期広告は王道クリエイティブが主体
関連情報
前回の日本市場定点観測記事:こちら
App Growing海外版:こちら
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