普段は中国ゲーム企業の新作情報やM&A情報、決算情報から市場統計まで中国ゲーム業界の最新動向を紹介しているが、今日は少し変わり種のニュースをお届けしたい。
中国Apple App Storeに10万円超となる6498元の価格で販売が開始されいた有料ゲームアプリが中国のゲームユーザー界隈を賑わしているのだ。
中国スマホゲーム市場初となる10万円超のタイトルとは?
このゲームアプリの概要は以下の通りだ。
タイトル:銀之守墓人(テンセントアニメIP)
運営・開発:酷牛互動・凯撒文化
ジャンル:ターン制カードバトルRPG
当ゲームは酷牛互動が漫画原作が130億クリックを記録するなど人気のテンセントアニメIP『銀之守墓人』を用いたターン制カードバトルRPGとなっている。
破格の料金設定だけでなく、アイテム課金も用意されており、1月14日頃から原作ファンやゲームユーザーを中心に中国のネットで話題が拡散、運営元が急遽状況説明を行う事態に至った。
10万円超の価格設定の理由とは?
運営公式の発表によると、ゲームの課金性能のテストの為にストア公開を行ったが、その際にユーザーが誤ってダウンロードを行わないよう、敢えて高額な価格設定にしていたという。
運営元は『銀之守墓人』IPのファンが10万円を超える価格のアプリを購入することは想定していなかったようで、原作ファンの情熱に感謝すると同時にストアから落とし、購入してしまったユーザーには返金対応を行うとしている。
流石にこれが認知向上を図るマーケティング手法として定着することはないと思われるが、今回のケースでは結果としてリリース前の話題作りとなったようだ。
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引用:https://www.youxituoluo.com/518786.html
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