2月24日、NASDAQ上場企業bilibili(ビリビリ)は2020年通年の会計監査前の決算発表を行った。
2020年の売上高は約1920億円(119.98億元)で前年比で77%の増加、売上総利益は約454億円(28.4億元)と前年同期比で140%近い増加となった。
bilibili 2020年通年の業績は?
bilibiliの2020年通年の業績は以下の通り。
– 売上高は約1920億円、前年の約1084億円と比べると77%の増加。
– スマホゲーム事業の売上高は約769億円、前年の約576億円と比べると34%の増加。
– 動画及び付加価値サービスが前年比134%増の約615億円と引き続き好調。
– 売上総利益は約454億円で前年比で139%増。
– 株主に帰属する純損益は前年の約206億円から約482億円と損益額が134%増加。
bilibiliは2019年Q3から四半期毎に前年比70%前後の売上増を達成してきたが、2020年Q4の売上高も約614億円(38.4億元)と前年比で91%増と高い水準で成長を続けている。
この急成長を牽引しているのは、動画事業を中心とした付加価値サービス事業で、Vtuberの増加とギフティングによる売上増が要因の一つだと見られている。
同社のゲーム事業売上は前年比で34%増と成長を続けているものの、中国で配信を担当する『プリンセスコネクト!Re:Dive』以降大きなヒットに恵まれず、ゲーム事業売上は会社全体の約4割と半分以下になっている。
『ファイナルギア』『食物語』を立て続けにリリースするなど、日本で積極展開を行うbilibiliがゲームパブリッシャーとして日本でも不動の地位を確立することができるのか、今後の展開に注目したい。
当記事まとめ
■まとめ
・bilibili2020年度売上は約1920億円
・ゲーム事業売上34%増もプリコネR以降のヒットに欠く
・動画サービスが引き続き好調
関連情報
『bilibili』2020年度決算資料:こちら
—
中国ゲームについて話したくなったら: