5月15日、香港証券取引所上場企業Tencent Holdings Ltd(テンセント)が会計監査前の2019年Q1(1月~3月)の決算発表を行ったので紹介したい。
Q1の売上高は約1兆3674億円(854.65億元)で前年同期比で16%の増加、株主に帰属する純利益は約4354億円(272.1億元)、前年同期比で17%増加と増収増益を果たしている。
1月~3月の売上高は1兆3674億円!
中国ゲーム市場の売上シェアの約5割を有するとされている『テンセント』の2019年Q1の売上高は約1兆3674億円と前年同期比で16%の増加と各セグメントにおいて売上増となっている。
ゲーム事業の売上は微減
上表の通り同社は各セグメントにおいて増収を果たしているが、ゲーム事業単体で見てみると数%ではあるが売上が減少している。
同社の決算報告資料によると、ゲーム事業のグロス売上は前年同期比で10%の増加を果たしているものの、所得繰延方針の変更により決算上は1%減少の4560億円(285億元)として計上しているという。
(『王者栄耀』の季節イベントがゲーム事業売上を下支えした)
スマホゲームの売上は前年同期比で2%減の3392億円(212億元)で、新規タイトル数の減少が売上減に影響したとしつつも、春節などの季節イベントなどによって前期(2018年10月~12月)比では11%の売上増を果たした。
また、PCクライアント・サーバー型ゲームの売上は2208億円(138億元)で前年同期比2%減、前期比で24%の増となっている。
Q2(4月~6月)は『Perfect World』社と手がける、セールスランキングTop3の大ヒット作『完美世界』の売上も計上されることから、スマホゲーム売上が再び増加に転じるのか、要注目だ。
関連情報
テンセント2019年Q1決算報告資料:
http://static.cninfo.com.cn/finalpage/2019-05-15/1206272783.PDF
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