スマホアプリやスマホゲームの調査・分析を行う『Sensor Tower』は2019年Q1(1月~3月)の北米スマホゲーム市場のデータを公開した。
当発表によると2019年Q1にセールスランキングTop100入りした中国産スマホゲームの売上総額は約308億円(2.8億ドル)で前年同期の2倍の規模に成長しているという。
中国ゲームが北米市場でも急成長
2019年Q1に北米のApp StoreとGoogle PlayのセールスランキングTop100入りしたスマホゲームの売上総額は約2673億円(24.3億ドル)で前年同期比で27%の増加、前期比で5.2%の増加となっている。
その内、Top100入りした中国産スマホゲームの売上総額は約308億円(2.8億ドル)で、Top100におけるシェアは11.6%に達し、前年同期の7.5%からシェアを伸ばしている。
*青の折れ線グラフ:中国産ゲームのTop100シェア率
*水色の棒グラフ:中国産Top100入りタイトル売上総額
*青の棒グラフ:北米市場Top100タイトル売上総額
*単位はドル(当記事では1ドル=110円にて換算)
『PUBG Mobile』がシェア拡大を牽引!
中国産ゲームの北米市場におけるシェア拡大を牽引しているのはテンセントの『PUBG Mobile』だ。
同作の2019年Q1の売上高は約42億円(3800万ドル)を超えると予想され、前期比で80%近い増加を見せており、中国産スマホゲームとして北米市場で一番多く売上を上げている。
*2019年Q1 北米市場の中国産ゲーム売上Top20
『PUBG Mobile』に次ぐ2位はFunPlusの『ガンズ・オブ・グローリー』で前期比14%の増加、北米市場全体のセールスランキング13位であった。
3位はLilith Gamesの『Rise of Kingdom(万国覚醒)』で前期比で2倍近い伸びを見せており、北米市場全体のセールスランキング23位となった。
上図の中国産スマホゲーム北米市場売上Top20を見てみると、SLG以外にもバトロワ系、放置系、RPG、MOBA、女性向けなど多くのジャンルのゲームが名を連ねている。
近年の中国産ゲームの躍進はSLGやバトロワ系だけでなく、他ジャンルでもヒット作を生み出せる様になった事も大きな要因として挙げられるだろう。
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引用:http://youxiputao.com/articles/17814
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