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【新年のご挨拶】2019年は中国ゲームが海外で大躍進!2020年は日本IPタイトル逆輸入がトレンドか

中国ゲーム市場動向

明けましておめでとうございます。いつもゲーム大陸をご覧いただきありがとうございます。2020年も引き続き、ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

2019年はテンセントが開発を担当した『Call of Duty Mobile』の世界的ヒットに代表されるように、2018年に続き中国ゲームが世界各地でプレゼンスを高めた一年となりました。

2020年の年初に際し、簡単な2019年の振り返りと2020年の展望を以下にご紹介したいと思います。

2019年中国ゲームが海外で大躍進

2018年は『荒野行動』が日本市場で、『PUBG Mobile』が北米及び日本市場で大ヒットを記録、『Free Fire』もラテンアメリカや東南アジアなど新興国市場をメインターゲットに据え、大ヒットするなど世界的に見てもスマホのバトロワ系ゲームは中国で開発されたもの一色になりました。

これらタイトルは2019年も依然高い人気と売上を保っており、中国ゲームの世界的人気が一過性のものではないことが証明されました。

中国ゲーム企業の強みである開発力多ジャンルに及んでおり、上記『荒野行動』『PUBG Mobile』『Call of Duty Mobile』といったバトロワ/FPS系以外にも、SLGでは『Rise of Kingdoms -万国覚醒-』が台湾、韓国、北米で、ハイパーカジュアル系では『アーチャー伝説』が全世界で、2次元系では『アークナイツ』が中国で、という様にジャンルや市場を跨いで世界的に人気を博しました。

中国ゲーム企業のこの1、2年の躍進はスマホゲーム領域が主戦場でしたが、任天堂とテンセントによる『Nintendo Switch』の中国展開や、『崩壊3rd』のmiHoYoが新作オープンワールドRPG『原神』をPS4向けにも開発を行うなど、コンシューマーゲーム領域への進出も盛んになってきた一年でもありました。

2020年は、これら『ゲームジャンル』『ゲームプラットフォーム』『市場』を超えた中国ゲームの躍進が更に続くのではないかと思います。

また、日本市場においては2019年に『新三國志』や『ラングリッサー モバイル』と言った日本IPを中国で開発し、その後日本に逆輸入される動きがありましたが、この様なIPタイトルの逆輸入は、中国で開発されている日本IPタイトルの数を鑑みると、2020年は更に活発になるのではないかと予測できます。

中国政府 規制と支援の使い分け

中国政府の規制に関しては、2019年は中国政府によるゲーム配信許認可『版号』審査の正式再開に始まり、未成年者の深夜ログイン禁止全ユーザー実名制導入のガイドライン発表に終わる、話題の多い一年となりました。

一方で、年末に行われた中国ゲーム業界の年次総会に当たる『中国遊戯産業年会』にて、政府が中国ゲーム産業を称えるスピーチを行ったり、北京市がゲーム産業の発展成長の為の支援策を発表するなど、締めるべきところは規制でしっかりと締め、産業として伸ばしたいところは政府主導の支援策で発展促進を促す、と政府の方針として、規制と支援の両面をうまく使い分ける方向に落ち着いた様に思います。

『ゲーム大陸』は2020年も『日中ゲーム業界の情報格差を『0』に!』をモットーに日々皆様の役に立つ情報を発信していく所存でおります。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

関連情報

【年末年始特別企画】2019年規制情報まとめ:こちら

【年末年始特別企画】X-LEGEND Japanインタビュー:こちら

【年末年始特別企画】IGG Japanインタビュー:こちら

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