中国や世界各国のゲーム市場の分析を行う『Sensor Tower』は、2018年中国産スマホゲームの海外売上ランキングTop30を発表した。
2018年はこれまで中国企業が開拓を続けた海外市場での成果が現れ、海外売上の増加が顕著な一年となったようだ。
❛18年中国産スマホ海外売上Top30の総売上は?
『Sensor Tower』の統計によると、2018年の中国産スマホゲームの海外売上Top30全体の売上は約4147億円(37.7億USD)で2017年の約3003億円(27.3億USD)と比べ約38%の増加となった。
また、2018年は月を追うごとにTop30タイトルの売上が増加しており、2018年1月と12月の月売上を比較すると58%の増加が見られたという。
一番熱い市場は日本!
中国産スマホゲームの市場別売上分布を見てみると、2018年4月に日本市場が米国市場を抜き、中国産スマホゲームが一番売れている市場となり、それ以降それを維持している。
2018年通年で見ると日本市場の売上が海外全体の26%、米国市場が23%、韓国市場6%、台湾市場4%、ドイツ市場3.5%となっている。
IGG『ロードモバイル』が年間Top1に!
2018年の中国産スマホゲームの海外売上Top1は、IGGの『ロードモバイル』で年間売上額は約462億円(4.2億USD)となった。
同作はElexの『クラッシュ・オブ・キングス』からTopの座を奪い、中国産スマホゲームの海外売上記録を更新した。
2017年Top1の『クラッシュ・オブ・キングス』の海外売上総額は約400億円とされているので、約16%程度海外売上を伸ばしたことになる。
『ロードモバイル』『クラッシュ・オブ・キングス』の他にも、上位に『荒野行動』『PUBG Mobile』『マフィア・シティ』『アズールレーン』『崩壊3rd』『ミラクルニキ』などが名を連ねていることから、日本市場の貢献度が伺える。
これまではSLGや2次元系が中国産スマホゲームの海外ヒット作に多く見られるジャンルであった。
それに『荒野行動』『PUBG Mobile』に代表されるバトルロワイヤル系のタイトルが加わったのが2018年であった。
今年はどの様な変化が起こるのか、逐一情報をアップデートして行きたい。
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引用:https://www.youxituoluo.com/518872.html
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