スマホゲームやアプリの調査・分析ツールを提供する『Sensor Tower』は2019年8月の中国スマホゲームのApp StoreとGoogle Playの全世界売上Top30タイトルを発表した。
2019年8月の海外市場の売上Top1は『テンセント』の『PUBG Mobile』、Top2は『NetEase』の『荒野行動』、Top3とTop4は『Lilith Games』の2作と、先日発表した8月の中国パブリッシャー全世界売上ランキングTop30の上位3社のタイトルがTop4を占めるかたちとなった。
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『荒野行動』過去最高売上も『PUBG Mobile』には及ばず
2019年8月中国産スマホゲーム海外売上Top1の『PUBG Mobile』の売上高は約69億円と過去最高を記録した7月の約89億円と比べ減収となったがそれでもTop1の座を維持している。
売上Top2の『荒野行動』は『フェアリーテイル』コラボの効果もあり海外売上過去最高記録となる約58億円を記録した。また、この売上の98%は日本市場によるものと予測している。
売上Top3は『Lilith Games』のSLGスマホゲーム『万国覚醒』、Top4は放置系スマホゲーム『AFK Arena』で約33億円の売上となっている。
アッシュテイルは日本だけでなく韓国でもヒット
日本でもヒットを記録している『Ash Tale(風之大陸)』は6月中旬に韓国版をリリース、同作の8月海外売上全体の32%が韓国市場となっており、35%の日本に次ぐ規模になっている。
また『ペルソナ5』とのコラボを実施した『Identity V』は過去最高の売上を記録し、7月の売上から50%近い売上増を果たしており、その8割が日本市場によるものだとしている。
(『Ash Tale』韓国版のオフラインプロモーション)
9月には『新三國志』をヒットさせた『Hero Entertainment』が『SEGA』の人気アーケードゲーム『三国志大戦』のスマホゲーム『三国志大戦M』のリリースを予定している。
同作がヒットし『Hero Entertainment』が日本市場で確固たる地位を築くのか。引き続きの中国パブリッシャーの動向を追っていきたい。
関連情報
Sensor Tower記事:こちら
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