これさえ押さえておけば最新中国ゲーム情報は没問題!10/8~10/14の中国ゲーム業界で話題のトピックをまとめてご紹介!
今週は『Fate/GO』の周年イベント、『ラングリッサー』のアップデートなどで、両タイトル共にiOS売上げランキングで2位を獲得するなど日本IPの活躍が目立った。
規制関連では中国全体的には各種許認可の簡素化の流れにあるものの、ゲーム配信許認可である『版号』の審査再開にはまだ時間がかかる見込みとなった。
他にはワンピースの海賊版訴訟が日本側の勝訴判決がでるなど、今週も話題が盛りだくさんだ。
1. 日本IPがTop10に3タイトルと絶好調!
週の前半は『Fate/GO』がiOS売上ランキング2位、週の後半は『ラングリッサー』がiOS売上ランキング2位獲得と日本IPの活躍が目覚ましかった。
他にも『Tencent』と肩を並べる世界的大企業でありながらゲーム領域では大きく遅れをとっている『Alibaba』グループのゲーム子会社『Ali Games』が運営を行う『航海王:燃焼意思(ワンピースIP)』も売り上げランキングTop10圏を維持と今後が期待できるスタートとなっている。



詳しい情報はこちら;
売上ランキングTop10入りした3つの日本IPゲームとは?
2.ゲーム許認可の審査再開は?中国政府が進める許認可制の簡略化改革とは?
中国政府は予てより、中国国内産業活性化のため、煩雑化した手続きの透明化及び簡略化の改革を推し進めてきた。
この改革は『照証分離(照证分离)』と呼ばれ、いよいよ最終段階に入ったとされている。
ただし、非常に残念ではあるが、業界が注目しているゲーム許認可の『版号』は今回の対象には入っていなかった。
今回の発表に含まれるのでは?と僅かながら期待を寄せていた業界関係者の間でも、流石に年内は厳しいのではないか、との論調が強くなってきている。
3.bilibiliがリーク情報のeSports小会社の設立を認める
bilibiliは先週中国で出回っていた『bilibliがeSports小会社を設立する』、『当小会社のCEOはゲーム実況ライブ動画サービス“战旗”を手がけた陳悠悠氏である』とのリーク情報を中国ゲームメディアの問い合わせに応じるかたちで事実であることを認めた。
bilibiliは『Blizzard』から正式に『オーバーウォッチリーグ(OWL)』の永久シートを獲得し、中国杭州にチームを置いている。
また、NBAの人気チーム『ヒューストン・ロケッツ』ともeSports領域でのアライアンスを発表するなど、eSports関連の動きが活発化してきている。
中国語記事はこちら;
http://www.youxituoluo.com/516514.html
4.ワンピースの海賊版を東アニとバンナムが起訴!その判決は?
(海賊版として訴えられていた『梦幻海贼王』)
東映アニメーション株式会社とBANDAI NAMCO (SHANGHAI) CO., LTD.は、中国『有愛公司』に対し、アニメ版『ワンピース』のキャラクター及びストーリー設定を無許可で用いたスマートフォンゲーム『梦想海賊王』の配信を行っているとして、著作権侵害の訴訟を中国で起こしていた。
この度、10月10日に中国北京の裁判所『北京海淀法院』は『有愛公司』に対し損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決で示された損害賠償額は約4500万円(300万元)と、この海賊版タイトルの売上額と比較すると大した痛手にはならないのではないか、と見る向きもある。
ただ、違法行為が法的機関により認められていくことで、更に中国での海賊版問題が改善されていくと思われる。



訴訟内容や判決内容などはこちら!
【中国ゲーム紛争】ワンピースの海賊版を東アニとバンナムが起訴!その判決は?
5.【中国市場データ】中国DL・売上ランキング&海外売上ランキング発表!
『App Annie』と『Sensor Tower』からそれぞれ毎月恒例となっている、中国国内外の売上・DLランキングが発表された。
ざっくりとまとめると以下の通りだ。
1. 中国国内iOS売上Top10に大きな変化なし
2. 中国国内iOSダウンロードTop10に『アリババ』のタイトルが2つ
3. 海外売上ランキングは中国宮廷モノが新しくランクイン



詳細情報はこちら!オススメです!
【中国市場データ】中国DL・売上ランキング&海外売上ランキング発表!日本のあのタイトルが1位に!
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