これさえ押さえておけば最新中国ゲーム情報は没問題!9/24~9/30の中国ゲーム業界で話題のトピックをまとめてご紹介!今週はNetEaseの新作『神都夜行録』に一番の注目が集まった。
他には香港上場を控える『CMGE』の25本にも及ぶ新作発表や中東市場情報など中国ゲーム企業の新しい展望がでてきた。規制関連では、人民日報がゲーム業界批判の記事発表と方向転換を図るなど、まだまだ厳しい状況が続きそうな感じを与えるなど、明るいニュースと暗いニュースが飛び交う一週間となった。
1.NetEaseの新作『神都夜行録』はTencent『王者荣耀』を超える?
今年に入りTenecntの猛攻の前に徐々にシェアを削られていたNetEaseにヒットタイトルが生まれそうだ。
NetEaseが『陰陽師』で確立した『あやかしの世界観+カード収集』を踏襲した新作『神都夜行録』がリリース後5日でiOSセールスランキングTop5と好調な滑り出しを見せている。
中国ゲーム業界向けメディアでも多数分析記事が出回るなど2018年下半期の注目タイトルとなっている。
2.香港上場間近CMGEが『ドラゴンボール』など大型IPタイトルを発表!
9月4日に香港証券取引所に上場申請を行った、中国大手パブリッシャー『CMGE』が新作発表会を開催した。
ゲームの総量規制など、ゲーム会社にとって厳しい時世にありながら、『ドラゴンボール』、『ONE PEACE』など大型IPを含む全25タイトルを発表し、中国国内での再上場を目前にした勢いを全面に打ち出してきた。
超強力ラインナップで一気呵成に『盛大ゲームズ』『Perfect World』『37』『IGG』がしのぎを削る、『Tencent』『NetEase』に次ぐ3番手群に割って入るか注目が集まっている。
筆者個人的には、中国のニュースサイトのコメント『そんなに開発して版号はとったのか?』の一言が妙にツボった。政府の規制の影響が無いことを願いたい。
3.2018年全世界市場ランキング予測発表!第一位は??
『Newzoo』が2018年の全世界市場規模の予測を発表しランキングを行った。当レポートでは中国市場が一位で4.1兆円、二位の米国は3.3兆円、三位の日本は2.1兆円と予測されている。
海外展開に積極的な中国企業が次に照準を定めているのは、トルコを中心とした中東・北アフリカ市場だとする記事が人気を集めた。
【中東・北アフリカ市場規模Top5】
No.1 トルコ:965億円
No.2 サウジアラビア:837億円
No.3 イラン:616億円
No.4 UAE:354億円
No.5 エジプト:310億円
(*Newzooによる予測値。1ドル=110円にて換算。)
4.ゲーム業界に好意的な記事掲載の『人民日報』もゲーム業界批判へ
今回の『人民日報』の主張は9月4日、5日と連続で発表された『ゲーム中毒症状とゲームとは切り離して考えるべき』という主旨を真っ向から否定するもので、『人民日報』の主張の方向転換に政府の規制が更に長期化するのではないか、との見方もでてきている。
中国語記事;
http://youxiputao.com/articles/16065
5.bilibiliの新作2次元ゲーム『方舟指令』がリリース
『明朝互動』が開発、『bilibili』が運営を担当する新作2次元ゲーム『方舟指令』が業界内の注目を集めている。
7月に情報出しを開始し67万人の事前予約を集め、人気女性グループ『SING』が歌う主題歌『神愉法則』のMVも好評だ。
最近の中国産2次元では常識となった、人気絵師+日本の人気声優を売りにした、キャラクター育成系RPGだが、スキル周りが『Pokemon』のパクリではないか、との批判が集まっており、今後順調に売上を伸ばしていけるか暗雲が立ち込めている。



*以前に紹介した『明日方舟』ではないので、ご注意いただきたい。
【新作情報】中国で期待の新作2次元ゲームとは?
上手くトップセールスに食い込めるようであれば、改めて記事化して紹介していきたい。
PV:https://www.youtube.com/watch?v=bYYg6ZyvQPE
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